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独立して成功できるかは「運」って知ってました?

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前ページからの続き

ではどうしたらよいかって?

診断士受験と一緒です。一生懸命勉強して、何度でもトライすればよいのです。
 独立して成功する=成功確率を上げる×挑戦回数 ということです。

 例えば、中小企業診断士的な仕事だけパッと上げるだけでも、先輩の紹介・下働き、公的支援、セミナー講師、コンサルのフリーランス、直接受注などが考えられます。さらに公的支援機関だけみても、いろいろな支援機関や、診断士向けの仕事はいくつもあります。
 つまり、一個だめでも次と、何度でも挑戦できます。
 まずは、広く浅く網を張って情報を収集して、狙いを定めて、ある程度腰を据えてしっかり勉強して、半年単位くらいで見切りをつけながら、いろいろやっていけばよいのです。常に五手先くらいまで考えている必要があります。
 半年くらい、一つの分野で頑張れば、それなりの経験は積めます。
 見切りはつけても、そこでの経験ノウハウやネットワーク、情報等を必ず自分の資産にすることも大事です。
 転んでもただは起きぬという心構えです。
 
 大体の人は、先輩の紹介と下働き、公的支援機関とセミナー講師等くらいまでは頑張りますが、コンサル会社へアプローチしたり直接受注を目指す人はあまりいません。また、キャリアにならないアルバイトみたいな低単価の仕事に行ってしまう人もいます。
 ここまでが「ステージ1」で、半分くらいが離脱すると思います。
 
そこで踏ん張っていると、下手な鉄砲も数撃てば当たるで、仕事が貰えてなんとか食えるようになります。すると、そこで挑戦をやめてしまう人がいます。
二匹目のどじょうじゃないですが、成功体験というのは、トレースしたくなるもので、やり方を変えられないのが人間の性です。
そこで、3年目も、5年目も、10年目も同じような仕事、単価でやっている人が多いです。
周りの状況も見えて、不安定にも慣れ、何とかなる感覚もついて、不安もなくなります。
結構楽しいし、独立前と同じくらい稼げるし、瞬間風速的に1000万を超える年もあるし、今更、大きなチャレンジしなくてもいいや!ってなります。
まあ、本人がそれで満足していれば、それでよいと思います。私ものんびり暮らすのが一番よい派です。
ここまでが「ステージ2」で、ステージ1で離脱せずに残った内の半分が現状維持派に転向します。残りは25%です。

そこで、気力を失わずに、挑戦を続けていくと、また違う世界が見えてきます。
特に、間接受注から直接受注への転換という大きな挑戦が重要になってきます。
そのためには、独立当初から種まきをして、専門性を強化し情報発信していく必要がありますが、この挑戦は、独立して食べていけるようになることより、難しいかもしれません。
なぜなら苦労して確保した収益源等ある程度捨てる覚悟が必要になるからです。

 直接受注の世界というのは、顧客と直接つながることです。
 自腹でお金を払う覚悟のある顧客に対して、ダイレクトに価値を提供することです。
そうすると、本質的な顧客価値創造的な視点が出来てくるでしょう。そうすると情報もニーズ集まり、経験値もどんどん大きくなってきます。
 そこから見えてきた新たな価値提供、そうした大きな挑戦すべきテーマも見えてきます。
 ここまでで「ステージ3」そこから次の挑戦へと続いていきます。

 つまり、独立後のリスク管理的には、意味のないものには関わらず(リスク回避)、一生懸命勉強し(リスク低減)、いろいろ挑戦し(リスク分割)、収益をある程度犠牲にしても覚悟を持って挑戦しつづける(リスク保有)ということを継続していけば、よいのです。
ちなみに、リスク移転は、損害賠償保険とか、失敗した時の就職先探しですかね。

中小企業診断士が「独立して成功できる可能性は20%!」としても、最初から覚悟の足りない人が「ステージ1」で50%離脱し、その後の「ステージ2」で現状満足のんびり派が離脱し、ステージ3に25%進みと考えてみれば、上位20%に入ることは難しくなく、継続的に挑戦を続けられる人は、独立して成功できる確率はほぼ100%ということになるかもしれません。
中小企業診断士は、こういうステージを踏めるというだけで、他の士業やビジネスで独立するよりだいぶ恵まれていると言えますね。
 
このように独立という大きな挑戦も、挑戦の一つに過ぎず、独立後も、大小の挑戦を繰り返してステージを進めていけば、大体の人は成功できるとは思いますが、最大のリスクは、気力(モチベーション)と体力の維持です。


とにかく、追い込み過ぎないことです。基本は60%出力で、呑気に気長にやればいいんです。誰も登山でダッシュはしないでしょう。景色を楽しんだり、休憩してお茶をのんだりして過程を楽しむことが継続には重要です。
自分でリスクを負って挑戦している人は本当にやばいときに備えて、常に40%の余力を残しておきましょう。

ここまで我慢して読んでいただいてありがとうございます。
最後に、夢のある話をできて良かったです。

最初の方で、不安を煽ることばかり書きましたが、私の場合も独立当初、全く仕事がなくて、とにかく、いろんなことをやっていましたが、営業経験もないのに、戦略コンサルタント等の有名どころに片っ端からアプローチしたり稚拙なことも多かったですが、とにかく楽しかったです。
何と言えばよいのか、会社辞めて、何の保証もなく、根なし草になってしまったみたいな、不安も大きいけど「俺は自由!」という感じの奇妙な解放感とワクワク感があって、不思議な感覚です。
自分としては、誰もが一度は体験した方がよいと思っています。
※最初に不安を煽りすぎてすみません。

 独立当初は、同時期に独立した人が、公的支援機関のサブマネ等の半常駐の仕事を、先輩の紹介で貰っているのをみて「うらやまし~」と思っていました。
 だって、日3万で週三日、ということは月40万位ですよ。本当にうらやましいです。

 でも、後から考えると、最初の段階で、そういう仕事に恵まれなくてよかったなと思っています。
 もし、独立してすぐに月40万の安定収入に恵まれてしまったら、そこに依存してしまうと思うのです。
 契約期間が終われば、また別の同様のものという風に、二匹目のどじょうを追いかけていたと思います。
 その収益を断って直接受注を目指すなんてできたとは思えません。
 今頃、このサイトで、「世の中は義理人情浪花節、信用と人的ネットワークがすべて、先輩のいうことをよく聞いて、誠心誠意を尽くして努力しましょう。」なんて書いているかもしれません。

 独立当初の不安いっぱいの中で泥臭く面白い経験を積む機会も、ステージを踏む機会も得られなかったかもしれません。

 なので、現在、独立して仕事に恵まれず苦戦している人も、自分が不運だとは思う必要はありません。
独立している時点で、成功の可能性は開けているのです。
 むしろ、よい経験を積ませてもらっていると考えて、挑戦を継続し、「運」を自分でコントロールしていってください。
 そうやって、楽しい人生を過ごしていってください。
 
 ご参考になれば幸いです。