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中小企業診断士 独立当初は下積みに専念すべし?(交渉力の科学)

 中小企業診断士で独立予定の人で、経営コンサルタント経験がないので、数年は下積みや公的支援に専念して、数年後に直接受注を始めようという人は多いのではないでしょうか?

 私も、経営コンサル経験ゼロで独立したので、独立当初は下積みをしようと思い、あちこちにネットワーク作りで顔を出していたものです。
しかし、診断士のネットワークからは、ほとんど仕事は来なかったです。あってもボランティアレベルの仕事で無償奉仕させようとするところもあります。
実務ポイントが必要な企業内の人や、年金生活者はそれでよいのかもしれませんが、独立して家族を養う必要があるので、そうはいきません。

 そこで、今度はあちこちの経営コンサル会社に、「日3万でフリーランスとして使ってください」とアプローチしていました。大手や外資の有名どころにも数多くアプローチしました。何十社にアプローチしたと思いますが、反応は片手で数えられる程度です。
 私の場合、たまたま運よく、ピッタリ会う会社に拾っていただき、よい経験を積むことができました。

 しかし、今考えると、診断士のネットワークに参加して、「仕事がありません」的アピールや、コンサル会社に「日3万で使って下さい」的なアプローチは稚拙だったと考えています。
「足元を見られる」と言う言葉がありますが、交渉というのは、双方のパワーが、釣り合っていないと成り立ちません。
ネットワークに参加して、保有資格やサラリーマン時代の経歴だけを売りに、「使ってください」的なアピールすることは、需要がないところに、代わりはいくらでもいるような人がアプローチしていることに近いので、「足元を見られて」しまって相手にされないのも当たり前、上手くいったら、たまたま運が良かっただけな気がします。

 3年目に独自路線を取り始めて、情報発信を始めました。投資的作業をかなり多くして収入がガタ落ちしても頑張りました。そして、ターゲットとする業界内での認知度があがり独自ネットワークができはじめて、業界の情報が集まるようになりました。
 すると、思いも寄らないような想定外の話がたくさん来ました。外資世界大手のコンサル会社からの誘いや、IT系上場企業からの新規事業支援や、経営参画依頼、有名企業のコンサル部門から勧誘されたりしました。

 独立当初の苦戦していた時代であれば、喜んで応諾していたと思います。
こういう世界もあるのかと不思議でした。
※ただコンサルの依頼ではなく、人材としての勧誘が多かったのですが、「通常の求人サイトに決して出ないような人材需要がある。」ということは、価値観の転換、少し開眼した感じがしました。

また、不思議と、公的支援機関の仕事依頼も来るようになります。

このときに、交渉におけるパワーバランスの重要性が認識できました。
※怪しげな人も接触してくるので要注意ではあります。

これから独立を考えている人で、経験ゼロだから、先輩の診断士の下で下積みをしたいと考えている人に言いたいのですが、下積みok、どんどんやってください。ただ、よりよい下積み経験をしたいと思ったら、自分自身がパワーを持たないとダメです。
 
 そうでないとビジネスレベルでない人しか相手にしてくれません。仕事もボランティアや無償奉仕の雑用みたいな仕事ばかりになってしまいます。
 あまり良い経験は積めません。
 
「中小企業診断士としてのパワー」と言うのはいろいろありますが、交渉相手に「この人と仲良くしていると将来いいことがある」と思わせないと相手にされません。
 独立当初、誠実だけが売りの下積みに専念するのではなく、中小企業診断士としての交渉パワーを高めるための活動を並行して行っていくことが、よい下積み経験にも繋がり、すべてがよい方向に回っていくと思います。