中小企業診断士で、30代40代で独立された方で、独立目的が「のんびり暮らす」という人は、意外と多いように思います。
公言しているのを聞いた訳ではありませんが、あまり稼げていないように思われる人でも、独立後の方が、明らかに人生はエンジョイしています。
こうした人は、サラリーマン時代に体を壊したことが独立のきっかけであったり、あるいは、独身実家暮らしとか、もともと裕福な環境で、経済的リスクからは開放されているような人が多いようです。
スローライフ志向というものに近いのかもしれません。
考えて見ると、中小企業診断士というのは、のんびり暮らすのに向いている資格のように思えます。
初期投資ゼロで始められる上に、サラリーマン的な組織の悲哀や、通勤等のつらさからは開放されます。また、稼げなくても仕事はなかなか面白いですし、成功すれば稼げる可能性もあります。さらに、客先からは先生と呼ばれ、法人化すれば代表取締役、30代くらいなら青年実業家です。
例え有名企業に勤めるエリートだったとしても、一度組織をドロップアウトしてしまえば、ステータスも収入も落ちてしまうのが普通ですが、診断士で独立する場合、リスクは少なめ、生活自由度は大きく、一応の肩書きステータスあり、収入だけがリスク、自分次第といった感じなので、「のんびりに暮らそう」という人にとっては、向いている資格と言えます。