中小企業診断士は受験者全体の4%強しか合格できないので大半の人は、途中で挫折しているといえます。
独学で中小企業診断士に合格する人は、かなり希少です。
実際に独学で挑戦している人は多数いるでしょうが、大部分は途中で挫折している可能性が高いと言えます。(あるいは、スクールに切換え)
ここで独学の弱点を整理していきます。
①効率的な勉強方法がわからない
独学の場合、どうしても自己流の勉強方法になります。効率的な勉強方法がわからずに、無駄なことをたくさんしてしまいます。
私の場合も、ずいぶん遠回りしています。
解決策:これからこのブログで、効率的な勉強法を紹介します。
②インプットが視覚(文字や図)だけになる
基本知識がない分野の勉強をするとき、自力で参考書を読んで理解するという行為は非常に労力が伴います。ましてや興味のない分野は、苦痛です。
スクールの場合、視覚(文字や図)の他、言葉や手ぶりを用いて説明してくれるので、理解がしやすいですが、独学の場合、文字情報などだけから理解する必要があります。
解決策:平日と休日の勉強内容を分ける(新規分野の勉強は休日にする)
③解らないところを聞けない
中小企業診断士の場合、勉強の範囲が広いため、どうしても、知らない専門用語や難解な事象が出てきます。
独学の場合、いちいちこれを、自分で調べて解決しなければいけないので、手間がかかります。
勉強のスムーズな進行と、モチベーションに大きな影響が出てしまいます。
解決方法:用語辞典の購入、参考書をケチらない(相互参照により理解)
④モチベーションが保ちにくい
独学の場合、既定のカリキュラムがなく、勉強仲間も競争相手もいないので、勉強を実施するかどうかは、すべてセルフコントロールになる。
よっぽど意思の強い人でないと、継続できません。
解決策:体調管理、図書館の活用など
⑤わかりやすいレジメがない
各社、参考書を出版している会社は、大抵スクールも行っています。
年間数十万の授業料を払った生徒と、市販の参考書が同じというわけにもいかないでしょう。よって、ビジネス上、スクールと市販書籍とは多少違います。
スクールの場合、優先度の高い知識をまとめたレジメや資料が入手しやすいのですが、独学の場合、市販の書籍での学習になりどうしても学習効率が落ちます。
解決策:自分で作るしかありません。
⑥改善点が分からない、独りよがりになる(二次試験)
中小企業診断士の二次試験は、論文試験になります。
論文試験というのは絶対の正解というものがありません。独学の場合、どうしても自分の論文のレベルを自分で評価することになります。
そして、どうしても、変な癖や、改善すべき点に気づくことができません。
解決策:模擬試験を受ける
⑦解法や細かい解答テクニックがわからない
二次試験においては、解答テクニックや、解答手順など重要になってきます。
市販の診断士二次試験参考書においても解法テクニックは、書かれていますが、スクールだと短文の答練などがあるらしいのですが、独学で身につけるのは大変です。
また、模擬試験を受けると、みなさん、いろんな色のペンをもって、小技を駆使しています。
こういうノウハウは、参考書に載っていません。
解決策:手間がかかるが自分で合った解法を身につける。模擬試験で練習する
次から、解決法を説明していきます。