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2.休日と平日の勉強内容を分ける(中小企業診断士勉強法)

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 基本知識がない分野の勉強をするとき、自力で参考書を読んで理解するという行為は非常に労力が伴います。ましてや興味のない分野は、苦痛です。

 スクールの場合、視覚(文字や図)の他、言葉や手ぶりを用いて説明してくれるので、理解がしやすいですが、独学の場合、文字情報などだけから理解する必要があります。

 

 診断士の学習範囲は広く、どこかに苦手分野がでてくるでしょう。独学の場合、平日の仕事で疲れて頭もまわらない状態で、苦手な分野の新たな参考書を読むことは、つらい作業であり、挫折の原因になります。

 

 よって、体調や集中力を考えて、平日と休日の勉強内容を分ける必要があります。

 

休日:「新しい参考書を読む」、「理解する」、「理解した内容のレジメを作る」

平日:「休日に理解した部分を復習」、「覚える」、「体に染み込ませる」

 

通常勉強は、「読む」→「理解する」→「覚える」という過程をとります。

通常の勉強法はこれを同時並行的に行うことが多いですが、独学で行う場合は、「読む」→「理解する」→「覚える」の過程を休日と平日の作業に分解した方が、消耗も少なく、挫折しにくいでしょう。

 

①休日の勉強方法

休日の勉強目的は、「新しい参考書を読む」、「理解する」、「理解した内容のレジメを作る」

ことです。

まず、勉強環境ですが、自宅で一日8時間勉強することは難しいと思います。

 

落ち着いて勉強できる環境を整備してください。私のお勧めは、図書館です。

大抵は早く行かないと良い席は取れないので、必然的に開館時に行って夕方まで勉強するようになります。

 

また、周りも受験生が多く緊迫感があり勉強に集中しやすいことも勧める理由です。

 

②平日の勉強方法

 平日の勉強は、「休日に理解した部分を復習」、「覚える」、「体に染み込ませる」ことです。

 できれば、休日に、理解した内容のレジメを作成し、これを利用して勉強します。

 時間の有効利用のために、レジメを常に持ち歩き、通勤時間やちょっとした合間など、レジメを読んで勉強することを勧めます。

 1日1時間以上の勉強時間確保が理想です。