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6.レジメの作り方(中小企業診断士勉強方法)

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 市販の参考書は、一冊200ページ前後のものが多いと思います。

 スクールの場合、優先度の高い知識をまとめたレジメや資料が入手しやすいのですが、独学の場合、200ページもある市販の書籍での学習になりどうしても勉強の効率が落ちます。

 仮に何らかの方法でスクールのレジメを入手したとしても、「レジメ+講義」で効果があるものです。独学の人が手に入れてもあまり役に立たないと思います。

 よって、勉強の効率を上げるためには、レジメを自分で作る必要があります。

 また、自分の理解した内容を、レジメにまとめるという行為そのものが、知識の定着にとても効果があります。

個人でレジメを作る上で、注意点を説明します。

①1/10にまとめるイメージ

 レジメの目的は、要点をすばやく習得することです。レジメの量は、原書の1/10程度が目安だと思います。

 200ページの参考書をA4で20枚程度にまとめるイメージです。

 これを、1枚2ページでプリントすれば10枚になりますが、通勤電車の中、数十分あれば1回転することができるようになります。(200ページの参考書の要点を、数十分で総確認できる)

②完璧さを求めない

レジメは出版したり、他人に見せるものではありません。作成した本人だけが理解できればよいのです。

目的は、知識の習得であって、レジメの作成ではありません。よって、レジメの作成には、手間はなるべくかけないことです。

コツとして

  • 1参考書1レジメとする:同科目の他の参考書のレジメと合体させようとしない
  • 図、絵はなるべく使わない:図で理解すべきものは、手書きや、参考書コピーを別につくってレジメにはさみます。
  • 要点を羅列していく:報告書の頭から、順番に大、中、小項目位は意識しながら要点を羅列的に、箇条書きスタイルで書いていきます。(音声データにするときも箇条書きのほうがスムーズです)

③拡張性

 学習している内に、新たな気づきや、間違いを発見することがあります。

 レジメに手を加えるのは最小にしたほうがよいですが、それでも、勉強が進むにつれて追記や、修正、補足を入れたくなります。

 そのために、当初から、拡張性を考慮して、レジメは、なるべくワードやエクセルなど電子データにしましょう。

(また、音声データによる学習をしたい場合は、テキストデータが必要になります)

私の場合、図書館で手書きのレジメを作って、それを自宅で、ワードに打ち込みました。

ワードに打ち込む作業は手間ではありますが、作業そのものに、「写経」と同じような学習効果があります。