試験

中小企業診断士を独学でとろう!

本サイトは、中小企業診断士独学合格法を中心に、中小企業診断士取得後の話、中小企業診断士の独立について情報を提供しています。


 


 私は、33歳から4年間の独学の末、診断士に合格しました。一般の人より長い期間を要していると思います。


 元々が技術系の人間なので、勉強当初は経営分野の知識は皆無でしたが、試行錯誤の末合格することが、できました。


 独学のためずいぶん遠回りもしていますが、失敗談も含めてどうすれば効率的に合格に辿り着けるか、勉強方法を公開したいと思います。


 中小企業診断士は、素晴らしい資格です。皆様も本サイトを参考にして合格してください。


 


 また、現在独立しております。独立後の中小企業診断士の世界についても、あくまで、私の経験と主観をもとに実態面を書いて行くつもりです。


 


情報は、順次充実させていきますのでよろしくお願いします。

7.問題集の勉強方法(中小企業診断士2次試験)

 中小企業診断士の2次試験は事例中心が重要です。

 独学の方が事例を入手するには市販の問題集によるしかないでしょう。

 ここでは、前の方で書いた内容と多少重複していますが、重要な部分なので問題集の勉強方法について説明します。

 

 診断士試験の問題集の勉強方法というのは、「少数精鋭派(過去問を中心とした良問を深く完璧にする)」と「質より量派(とにかく多く問題をこなす)」の二つに分けられます。

 

 「少数精鋭派」は、理解力も知識レベルも高く、一を聞いて十を知るような人、また、それを伝える優秀な指導者のもとに勉強を行っているような方には良いと思います。

 この方法は、我々凡人レベルの人が、独学勉強方法として採用しても、本質の部分が理解できずに、効果は上がらないと思います。

 

 凡人は、地道に数をこなして、地力を養うことが必要です。 前の方でも書きましたが、「知識の幅と応用力」、「解答テクニックの習熟」の2点を高めるために、とにかく多くの事例をこなすことが欠かせないと思います。

 私の場合は、合格までに150事例はこなしています。

 合格ラインを考えると100事例はこなしたいところです。

 100事例といっても、市販の問題集の問題は、過去問や中小企業白書の事例をベースに作られたものが多く、業種や内容の点で類似したものも含まれます。

 類似問題を多くこなすことで、優秀な人が、良問を深く理解する時と同じような、効果を得られます。

 具体的には、事例を多くこなしていくと、事例と設問を読んだだけで「事例の企業の状況」というか「出題者の意図」がイメージが浮かんでくるようになり、学習効果を実感できると思います。

 

まずは、市販の参考書、過去問は、あるだけ集めてしまう方がよいです。

 

 1回目は、試験と同じ時間配分で実戦形式で解いてみることです。

 解らなくてもとにかく80分頑張って解答を作ります。

その後、模範解答をみて、気づきや切り口をレジメにまとめます。

 解答テクニック、設問の読み方、問題の構造化など、事例のフレームワークや、対策案などです。

 私はEXCELに表形式で、上から羅列的に書き足して行きました。他人がみて意味不明だと思いますが、自分が理解できればよいのでかまいません。

 2回目以降は、実戦形式で解く必要はないです。事例を完全に習熟するために、理想的な解答手順を再現できるようなイメージトレーニングをするとよいです。

 また、レジメを印刷して持ち歩き、暇な時間を見つけては、見ることを進めます。

 短時間に数十個の事例の再現や、気づきの蓄積の再確認ができるので、高い学習効果があります。

 問題集の勉強方法を簡単にまとめると

 

解法を実戦的に事例を解く

  ↓

模範解答をみて、自分に足りない部分を知る

  ↓

事例のフレームワークや気づきをレジメにまとめる

  ↓

レジメを読んで習熟する

  ↓

2回目以降は、理想的な解答手順を再現する練習

8.模擬試験を受ける(中小企業診断士2次試験)

 独学の場合、自分の実力レベルや、問題点を知る機会が限られます。

 模擬試験を受けることで、他の一般受験生との相対的な実力の比較や、欠点を知ることができるので、多少お金がかかっても必ず受験すべきです。

 

 模擬試験の効果として、本番同様の試験を体験することによる試験慣れがあります。

 本番の試験での1日4科目×80分の試験と言うのは、肉体的にも精神的にもハードです。また、試験慣れしていないと、思わぬトラブルに見舞われたりします。

 せっかく実力をつけたのに試験慣れしていないせいで、失点してしまう事態は避けたいものです。

 私も、3回目の受験でケアレスミスで失点したことから、次の年は10回模擬試験を受験しました。(10万円ほどの出費です)

 最初の頃は、試験の終了時には、かなり疲労困憊していましたが、回数を重ねるうちに、試験に慣れて最後まで、それほど疲れず、集中できるようになりました。

 試験慣れして、事例の蓄積もできます。また、平均点も当初はD、C判定ばかりでしたが、後半では、A、B判定が取れるようになりました。

「実戦ほど効果のあることはない」というのは実感です。

平均点が上がった理由としては、「ミスが減る」、「慣れによる集中力持続」、「暗黙知によるもの」など考えられます。

 

 模擬試験を行っている会社は数社ありますが、独学の人は、その会社の解法に準じていないため、高得点は期待できないでしょう。

 得点上位の人は、大部分が、その会社のスクールに通っている人だと思います。

 そのため、模擬試験の結果判定には、一喜一憂しない方がよいでしょう。自己流解法でA、B判定が取れるようになってきたら、かなりの実力がついたと言えると思います。

 

 模擬試験が終わったら、模範解答や添削結果をよくみて、レジメにまとめて、事例の蓄積として加えましょう。

 年に5回受ければ、20事例を蓄積できることになります。

3.中小企業診断士1次試験の参考書の選び方

各社から出ておりますが、どれが良いかはここには書きません。本屋にいって自分で見て判断してください。選び方として、図表が多いか、文章の表現は理解しやすいかなどを基準として選ぶことを勧めます。

 迷ってしまうなら両方買いましょう。

 

1次試験合格に必要な書籍の種類を以下に示します。

 用語辞典:1冊

基本参考書:科目分 7冊+α

専門書:二次試験科目、特に生産管理と財務会計

過去問題集:1冊

問題集:2~3冊

その他:中小企業白書、白書早わかりなど

 

 基本参考書は、大きくは「詳細に書かれているもの」と「あっさり書かれているもの」に分かれます。どちらにするかは、個人の好みですが、個人的には、最初はあっさり系で揃えて、必要に応じて詳細なものを書い足していくことを勧めます。

 2社分あると補足的に使えて、不明部分を解消することに役立ちます。 

 

 専門書は、二次試験科目に該当するものは揃えた方がよいです。深く勉強して損はないです。私の場合は、科目の中で難解なのは、財務会計と生産管理でしたので数冊揃えました。

 

 問題集は、総問題量を過去問も含めて1500問程度は欲しいところです。

 

 白書については、早わかり、概要版で充分でしょう。

 

6.基本参考書の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

診断士1次試験に合格するには、択一問題が解けることが必要ですが、基本参考書の勉強は、必ずしも択一問題が解けることには直結しません

 よって、基本参考書をやり込むことは、時間を無駄にします。また、基本参考書は、薄く広く書いてあるので、印象に残らず、やり込んでもそんなに頭に入ってきません。

基本参考書の目的は、基本的なことと概要を把握することです。

 

 基本参考書の勉強方法は、

①第1回目の基本参考書の勉強方法

 あまり時間をかけずにサクサク進めることです。

 理解できない用語があれば、用語辞典で調べて大体の意味を把握して下さい、深く調べる必要はありません。

 

 そして、参考書を加工します。参考書を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。

 加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。

 加工の手法としては、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。

 コツとしては、あまりゴテゴテ書きすぎない方がよいです。

 

 また、内容が理解できないことは、?マークでもつけて飛ばしましょう。

 後で、わからない事項をまとめて調べるのがよいでしょう。また、問題集をやると自然に理解できることも多いので、飛ばしたまま放置でもよいです。

 

 1回目の勉強は、労力が必要で、ストレスが溜まります。

 なるべく、休日などに集中して行いましょう。(気力があるときに)

 

②第2回目以降の基本参考書の勉強方法

 診断士1次試験基本参考書の2回目以降の勉強は、通勤電車の中や、平日の自宅など、気力が乗らない時に行いましょう。

 既に1回読んでおり、わからない用語に補足説明を入れてあるので、スムーズに読めるはずです。大体、2回目3回目と進むにつれて、数倍早く読めるようになります。

 また、新たに気付いたことなど、書き加えて、より読みやすく加工します。

 

③基本参考書にレジメが必要かどうか

診断士1次試験の基本参考書については、レジメの必要性は低いでしょう。

全科目のレジメを作る必要はないと思います。

 レジメが必要とされるのは、以下のようなものです。

・2回読んでも理解しにくい苦手分野

・純粋に記憶すべきもの

 

 私は、基本参考書については、経営法務や政策などを書きだしたレジメを作成しました。

 

8.問題集の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

問題集は、3回転以上行うことが必要です。

 その具体的な手順を述べていきます。

 

1回目の勉強

①問題集を試験と同じ、実戦方式で解いてみる。

同じ時間配分で、手元資料を何も持たず、何点取れるかやってみる。時間内は苦闘してみて下さい。

この時、「正解が解る」、「2択まで絞れる」、「全くわからない」など問題の端っこに、シャープペンなどで○、△、×など印をつけておいて下さい。

 

②採点してみる。

解説を読む、解説を読んで理解できない部分は、基本書や用語辞典などにより調べて理解する。

このときの注意として、深く調べる必要はありません。基本書や用語辞典を活用して不明部分を素早く解決して進みましょう。 

 

③加工する

採点と同時作業になりますが、問題集2回目以降を読み易くするため加工していきます。

具体的には、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなど書きこんでおきます。

 特に問題集は、問題と解答がページが違うので、2回目読むときページを行ったり来たりすることがないように、正誤を書き込みます。

 ※後記事の、参考書・問題集の加工方法を参照して下さい。

 

問題集2回目、3回目の勉強方法

 問題集の2回目は、試験方式で解かなくても結構です。すでに正誤や補足説明を書きくわえて読みやすくなっているので、平日の自宅や、常に携帯して電車の中など空いた時間でサクサク読んでください。

 ページを行ったり来たりせず、正誤や補足説明を入れた問題を読み、解説もまとめて読みます。

 

また、1回目に良く解らなかった△や×の問題を重点的に勉強するのも効果があります。

 

問題集のレジメが必要かどうか

 「問題集にレジメ?」と思う方も多いでしょう。

 しかし、実際は、問題集のレジメを作るのは、かなり効果があります。個人的には基本書のレジメより効果があると思います。

 1次試験の問題の多くは、択一の正解を示す、誤りを示すという形ですが、問題集を読みやすく加工しても、問題文を読み、正誤を確認して、解説も読むというのは結構疲れます。

 

 わかったことを、すべて羅列的に書き出してしまうと、ずっと効率的に勉強ができます。

 苦手分野については、問題集のレジメを作ることを勧めます。

 

 レジメは、「~は~である」、「~は~により構成される」とか、大中小項目は意識しながら羅列的にわかったことを、片っぱしから書き出します。

 

11.診断士試験に簿記の勉強は必要か

 診断士試験のために、簿記の勉強は必ずしも必要ないと思います。

 会計が苦手な人でも、診断士用の基本参考書を問題集により合格ラインに到達することは可能です。

 

 私の場合は、理系出身で会計の基礎知識がなかったので簿記の勉強から始めました。

 簿記の勉強の利点は、いくつかあります。

・受験者が多いので良い参考書がたくさんある。

・問題集で訓練することで、会社の会計の流れや、仕訳が頭でイメージしやすくなる

・独立したときに、会計で困らない

 

 また、財務会計は2次試験で、高得点を狙える科目ですので、より強化する意味で、時間に余裕があるなら簿記の勉強をやっておいて損はないです。

 

 ちなみに、簿記の勉強は2級(商業、工業)までにしておいた方がよいです。1次試験はそれで合格ラインに十分です。

 2次試験には簿記1級相当の問題もでますが、1級すべてを勉強するのはとても大変です。

 簿記2級以上の勉強は、2次試験用の参考書で勉強した方がよいでしょう。

5.モチベーションの保ち方(中小企業診断士勉強方法)

独学の場合、既定のカリキュラムがなく、勉強仲間も競争相手もいないので、勉強を実施するかどうかは、すべてセルフコントロールになります。

孤独な戦いです。

勉強がつらくなって、モチベーションが保てなくなって、諦めてしまいそうになります。

 

 ここで、モチベーションの保ち方のいくつか挙げます。

 

①体調に合わせた勉強(無理な勉強はしない

 無理、苦痛を伴う作業は、長期的にはできないし、勉強そのものが嫌いになります。

 前にも述べた、体調を考慮した平日と休日の勉強内容を変える。

 疲れている時は休む、遊びもそれほど我慢しないことです。

 独学なら、長期戦を覚悟しましょう。

 

②図書館の活用

 前にも述べましたが、図書館なら、テレビやネット等の誘惑も、ごろ寝もできないので、自宅でやるより勉強が捗ります。

 また、受験生が多く、緊張感があり、モチベーションが上がります。

 

③合格後に資格をどう活用するのか計画する

診断士を取ろうと思う人には、それなりの目標があると思います。

資格をどう活用するか、計画しましょう。社内・社外活動、転職、独立?いろいろ調べて、空想、妄想でもいいので、膨らませてみましょう。

 どうしても必要だと思えれば、モチベーションも上がります。

 

④中小企業診断士受験を公言してしまう

 働きながら取る資格で、難関資格の受験を公言している人は少ないです。

 大抵、会社の同僚や友人には内緒で勉強しています。落ちたら格好悪くて、恥ずかしいですよね。

 ですが、試験に落ちて恥を書いても、別に損をする訳ではありません。あなたの価値も変わりません。

 

 できれば、公言してしまった方が、よいでしょう。

 損はしなくても恥はかきたくないので、必死で勉強するでしょう。

また、落ちてかく恥よりも、合格を諦めたときの方が、周囲の評価は冷たいかもしれません。

 

※公言することで、合格後の退社を疑られ、勉強の妨害を受ける恐れがある人は、秘密にしておきましょう。

 

6.レジメの作り方(中小企業診断士勉強方法)

 市販の参考書は、一冊200ページ前後のものが多いと思います。

 スクールの場合、優先度の高い知識をまとめたレジメや資料が入手しやすいのですが、独学の場合、200ページもある市販の書籍での学習になりどうしても勉強の効率が落ちます。

 

 仮に何らかの方法でスクールのレジメを入手したとしても、「レジメ+講義」で効果があるものです。独学の人が手に入れてもあまり役に立たないと思います。

 

 よって、勉強の効率を上げるためには、レジメを自分で作る必要があります。

 また、自分の理解した内容を、レジメにまとめるという行為そのものが、知識の定着にとても効果があります。

個人でレジメを作る上で、注意点を説明します。

 

①1/10にまとめるイメージ

 レジメの目的は、要点をすばやく習得することです。レジメの量は、原書の1/10程度が目安だと思います。

 200ページの参考書をA4で20枚程度にまとめるイメージです。

 これを、1枚2ページでプリントすれば10枚になりますが、通勤電車の中、数十分あれば1回転することができるようになります。(200ページの参考書の要点を、数十分で総確認できる)

 

②完璧さを求めない

レジメは出版したり、他人に見せるものではありません。作成した本人だけが理解できればよいのです。

目的は、知識の習得であって、レジメの作成ではありません。よって、レジメの作成には、手間はなるべくかけないことです。

コツとして

  • 1参考書1レジメとする:同科目の他の参考書のレジメと合体させようとしない
  • 図、絵はなるべく使わない:図で理解すべきものは、手書きや、参考書コピーを別につくってレジメにはさみます。
  • 要点を羅列していく:報告書の頭から、順番に大、中、小項目位は意識しながら要点を羅列的に、箇条書きスタイルで書いていきます。(音声データにするときも箇条書きのほうがスムーズです)

 

③拡張性

 学習している内に、新たな気づきや、間違いを発見することがあります。

 レジメに手を加えるのは最小にしたほうがよいですが、それでも、勉強が進むにつれて追記や、修正、補足を入れたくなります。

 そのために、当初から、拡張性を考慮して、レジメは、なるべくワードやエクセルなど電子データにしましょう。

(また、音声データによる学習をしたい場合は、テキストデータが必要になります)

 

私の場合、図書館で手書きのレジメを作って、それを自宅で、ワードに打ち込みました。

ワードに打ち込む作業は手間ではありますが、作業そのものに、「写経」と同じような学習効果があります。

 

 

2.独学、スクールどちらが得か

私の場合、2400時間も勉強時間に浪費しており、スクール生に比べて1000時間以上は勉強している計算になります。あなたはプライベート時間を1時間売るまたは買うとしたら、いくら支払いますか?

仮に時間1000円としても1,000時間で100万円です。

また、独立や転職希望の人は、1年でも早く合格できればそれだけ早く活動を開始できます。(1年の機会損失は大きいものです。)

 

このサイトは、スクールとそん色ない時間で合格を目指すものですが、スクールに行くのもリスク面を考えると、悪くない選択です。

スクール:合格までの平均期間23年 勉強時間:1200時間

独学(私の場合):合格までの期間:4年    勉強時間:2400時間

 

地方在住で通えない人や、お金をかけたくない人は、諦めずに、このサイトを参考にして頑張ってほしいものです。

 

中小企業診断士 通勤講座


中小企業診断士サイトはこちら