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問題

3.中小企業診断士2次試験の参考書の選び方

 中小企業診断士の参考書は、1次試験参考書は割と豊富ですが、2次試験参考書になると、かなり少なくなってきます。

  2次試験に辿り着けるのは、1次試験者の15%程度なので受験者が激減し、また、2次試験からスクールに切り替える人も多いので、市場規模が小さいからでしょう。

  参考書に乏しい現実から、独学で2次試験に合格するには、もうあるだけ買ってしまった方がよいでしょう。

  本屋にある2次試験の参考書すべて買っても10冊程度と思います。

  内訳としては、

 解法に関する参考書:各社数冊

 過去問集・問題集:あるだけ、目標100事例

 

 市販の問題集をすべて購入しても、100事例は行かないかもしれません。

 事例の数は多い方がよいです。事例を収集するには、問題集については、毎年買ってしまってもよいでしょう。(前年に買ったものと内容が違うか確認して下さい)。

また、去年やおととしの中古本をネット販売で探すのもよいでしょう。

 模擬試験を1回受ければ、4つ事例を入手できることになります。(5回受ければ20事例入手)

 過去問集については、別の会社のものを2つ購入すると、同じ問題に対する各社の解法や考え方の違いがわかります。

5.レジメ作りの重要性(中小企業診断士2次試験)

 診断士2次試験は、論文試験ですが、いわゆる絶対的な正解というのはありません。採点評価も、採点官の主観による影響も受けます。よって、設問から、出題者の意図を読み取って解答する能力が重要になってきます。

 このような能力は、参考書を読むだけでは養えません。また、体系的にまとまったものはありません。

 多くの事例をこなすことで、暗黙知のように蓄積されてくるものです。

 2次試験においては、勉強の過程で得られる気づきを暗黙知として体感したものを文章に形式化して蓄積し、それを用いて習熟することで地力を向上させることができます。

 

 よって、診断士2次試験の勉強には、レジメ作りがとても有効です。

 

 解法や、事例の構造化内容など様々な気づきを、レジメにまとめていくことを勧めます。

 これは、自分にとって結構な財産になります。当時まとめたレジメは、独立後の今でも役に立っています。

 

7.問題集の勉強方法(中小企業診断士2次試験)

 中小企業診断士の2次試験は事例中心が重要です。

 独学の方が事例を入手するには市販の問題集によるしかないでしょう。

 ここでは、前の方で書いた内容と多少重複していますが、重要な部分なので問題集の勉強方法について説明します。

 

 診断士試験の問題集の勉強方法というのは、「少数精鋭派(過去問を中心とした良問を深く完璧にする)」と「質より量派(とにかく多く問題をこなす)」の二つに分けられます。

 

 「少数精鋭派」は、理解力も知識レベルも高く、一を聞いて十を知るような人、また、それを伝える優秀な指導者のもとに勉強を行っているような方には良いと思います。

 この方法は、我々凡人レベルの人が、独学勉強方法として採用しても、本質の部分が理解できずに、効果は上がらないと思います。

 

 凡人は、地道に数をこなして、地力を養うことが必要です。 前の方でも書きましたが、「知識の幅と応用力」、「解答テクニックの習熟」の2点を高めるために、とにかく多くの事例をこなすことが欠かせないと思います。

 私の場合は、合格までに150事例はこなしています。

 合格ラインを考えると100事例はこなしたいところです。

 100事例といっても、市販の問題集の問題は、過去問や中小企業白書の事例をベースに作られたものが多く、業種や内容の点で類似したものも含まれます。

 類似問題を多くこなすことで、優秀な人が、良問を深く理解する時と同じような、効果を得られます。

 具体的には、事例を多くこなしていくと、事例と設問を読んだだけで「事例の企業の状況」というか「出題者の意図」がイメージが浮かんでくるようになり、学習効果を実感できると思います。

 

まずは、市販の参考書、過去問は、あるだけ集めてしまう方がよいです。

 

 1回目は、試験と同じ時間配分で実戦形式で解いてみることです。

 解らなくてもとにかく80分頑張って解答を作ります。

その後、模範解答をみて、気づきや切り口をレジメにまとめます。

 解答テクニック、設問の読み方、問題の構造化など、事例のフレームワークや、対策案などです。

 私はEXCELに表形式で、上から羅列的に書き足して行きました。他人がみて意味不明だと思いますが、自分が理解できればよいのでかまいません。

 2回目以降は、実戦形式で解く必要はないです。事例を完全に習熟するために、理想的な解答手順を再現できるようなイメージトレーニングをするとよいです。

 また、レジメを印刷して持ち歩き、暇な時間を見つけては、見ることを進めます。

 短時間に数十個の事例の再現や、気づきの蓄積の再確認ができるので、高い学習効果があります。

 問題集の勉強方法を簡単にまとめると

 

解法を実戦的に事例を解く

  ↓

模範解答をみて、自分に足りない部分を知る

  ↓

事例のフレームワークや気づきをレジメにまとめる

  ↓

レジメを読んで習熟する

  ↓

2回目以降は、理想的な解答手順を再現する練習

8.模擬試験を受ける(中小企業診断士2次試験)

 独学の場合、自分の実力レベルや、問題点を知る機会が限られます。

 模擬試験を受けることで、他の一般受験生との相対的な実力の比較や、欠点を知ることができるので、多少お金がかかっても必ず受験すべきです。

 

 模擬試験の効果として、本番同様の試験を体験することによる試験慣れがあります。

 本番の試験での1日4科目×80分の試験と言うのは、肉体的にも精神的にもハードです。また、試験慣れしていないと、思わぬトラブルに見舞われたりします。

 せっかく実力をつけたのに試験慣れしていないせいで、失点してしまう事態は避けたいものです。

 私も、3回目の受験でケアレスミスで失点したことから、次の年は10回模擬試験を受験しました。(10万円ほどの出費です)

 最初の頃は、試験の終了時には、かなり疲労困憊していましたが、回数を重ねるうちに、試験に慣れて最後まで、それほど疲れず、集中できるようになりました。

 試験慣れして、事例の蓄積もできます。また、平均点も当初はD、C判定ばかりでしたが、後半では、A、B判定が取れるようになりました。

「実戦ほど効果のあることはない」というのは実感です。

平均点が上がった理由としては、「ミスが減る」、「慣れによる集中力持続」、「暗黙知によるもの」など考えられます。

 

 模擬試験を行っている会社は数社ありますが、独学の人は、その会社の解法に準じていないため、高得点は期待できないでしょう。

 得点上位の人は、大部分が、その会社のスクールに通っている人だと思います。

 そのため、模擬試験の結果判定には、一喜一憂しない方がよいでしょう。自己流解法でA、B判定が取れるようになってきたら、かなりの実力がついたと言えると思います。

 

 模擬試験が終わったら、模範解答や添削結果をよくみて、レジメにまとめて、事例の蓄積として加えましょう。

 年に5回受ければ、20事例を蓄積できることになります。

3.中小企業診断士1次試験の参考書の選び方

各社から出ておりますが、どれが良いかはここには書きません。本屋にいって自分で見て判断してください。選び方として、図表が多いか、文章の表現は理解しやすいかなどを基準として選ぶことを勧めます。

 迷ってしまうなら両方買いましょう。

 

1次試験合格に必要な書籍の種類を以下に示します。

 用語辞典:1冊

基本参考書:科目分 7冊+α

専門書:二次試験科目、特に生産管理と財務会計

過去問題集:1冊

問題集:2~3冊

その他:中小企業白書、白書早わかりなど

 

 基本参考書は、大きくは「詳細に書かれているもの」と「あっさり書かれているもの」に分かれます。どちらにするかは、個人の好みですが、個人的には、最初はあっさり系で揃えて、必要に応じて詳細なものを書い足していくことを勧めます。

 2社分あると補足的に使えて、不明部分を解消することに役立ちます。 

 

 専門書は、二次試験科目に該当するものは揃えた方がよいです。深く勉強して損はないです。私の場合は、科目の中で難解なのは、財務会計と生産管理でしたので数冊揃えました。

 

 問題集は、総問題量を過去問も含めて1500問程度は欲しいところです。

 

 白書については、早わかり、概要版で充分でしょう。

 

4.中小企業診断士1次試験の勉強時間と配分

平均70点までの実力をつけるには、勉強時間は600~700時間が必要です。

 以下に所要時間を見積もると

①基本参考書:7科目×200ページ=1400ページ、1ページ5分 7000分 117時間

②問題集:1500問×1問5分=7500分 125時間

③専門書など:3冊×200ページ=600ページ、1ページ5分 3000分 50時間

                            合計:292時間

以上のように大体1回目の勉強で約300時間です。

勉強量の目安として参考書3回転はしたいものです。(必要に応じてレジメ化する)

ただし、2回目3回目となるにつれて、1回目の数倍の速さで勉強は進みますので、平均70点を取るための総勉強時間としては、600~700時間が目処になるでしょう。

7.問題集の重要性(中小企業診断士1次試験)

診断士1次試験に合格するには、択一問題が解けることが必要です。

よって、実戦に一番近い問題集の勉強が一番効果的です。

 

 実際の問題は、基本参考書より内容は詳細です。

 基本参考書を勉強して、はじめて問題集をやると、さっぱりわからないこともあります。

 ここで、難しいと思ってはいけません。合格には、完全に理解する必要はなく、正しい1問を選べればよいのです。

 

 合格力をつけるためには、より多くの問題をこなすことが一番です。

 なぜなら、基本参考書を勉強した段階では、知識が個々に浮遊しているような状態です。

 ここで、内容がより詳細な多くの問題をこなすことで、個々の知識の厚みと有機的な結びつきができてきて、知識体系そのものの全体像が理解できるようになります。

 そうすると、不思議に択一の答えがわかるようになります。

 また、わからなくても、ありえない解答を排除し、2択程度まで絞ることが可能になります。

 そのためには、過去問、予想問題集含めて1500問程度はこなす必要があります。

 

 勉強の方針としては、問題を「①解る問題」、「②解説を読めば理解できる問題」、「③解説を読んでも理解できない問題」、に区分して考えます。

 そして、「③解説を読んでも理解できない問題」を「②解説を読めば理解できる問題に」、「②解説を読めば理解できる問題に」を「①解る問題」にする作業を行えば、無駄なく合格の能力を身につけることができます。

8.問題集の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

問題集は、3回転以上行うことが必要です。

 その具体的な手順を述べていきます。

 

1回目の勉強

①問題集を試験と同じ、実戦方式で解いてみる。

同じ時間配分で、手元資料を何も持たず、何点取れるかやってみる。時間内は苦闘してみて下さい。

この時、「正解が解る」、「2択まで絞れる」、「全くわからない」など問題の端っこに、シャープペンなどで○、△、×など印をつけておいて下さい。

 

②採点してみる。

解説を読む、解説を読んで理解できない部分は、基本書や用語辞典などにより調べて理解する。

このときの注意として、深く調べる必要はありません。基本書や用語辞典を活用して不明部分を素早く解決して進みましょう。 

 

③加工する

採点と同時作業になりますが、問題集2回目以降を読み易くするため加工していきます。

具体的には、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなど書きこんでおきます。

 特に問題集は、問題と解答がページが違うので、2回目読むときページを行ったり来たりすることがないように、正誤を書き込みます。

 ※後記事の、参考書・問題集の加工方法を参照して下さい。

 

問題集2回目、3回目の勉強方法

 問題集の2回目は、試験方式で解かなくても結構です。すでに正誤や補足説明を書きくわえて読みやすくなっているので、平日の自宅や、常に携帯して電車の中など空いた時間でサクサク読んでください。

 ページを行ったり来たりせず、正誤や補足説明を入れた問題を読み、解説もまとめて読みます。

 

また、1回目に良く解らなかった△や×の問題を重点的に勉強するのも効果があります。

 

問題集のレジメが必要かどうか

 「問題集にレジメ?」と思う方も多いでしょう。

 しかし、実際は、問題集のレジメを作るのは、かなり効果があります。個人的には基本書のレジメより効果があると思います。

 1次試験の問題の多くは、択一の正解を示す、誤りを示すという形ですが、問題集を読みやすく加工しても、問題文を読み、正誤を確認して、解説も読むというのは結構疲れます。

 

 わかったことを、すべて羅列的に書き出してしまうと、ずっと効率的に勉強ができます。

 苦手分野については、問題集のレジメを作ることを勧めます。

 

 レジメは、「~は~である」、「~は~により構成される」とか、大中小項目は意識しながら羅列的にわかったことを、片っぱしから書き出します。

 

9.参考書・問題集の加工方法(中小企業診断士1次試験)

中小企業診断士1次試験の参考書や問題集の加工の仕方について、述べていきます。

 参考書や問題集を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。

 加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。

 加工の手法としては、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。

 

①問題への正誤の書き込み

 問題集は1回目の学習時は、試験のときと同じ方式で解きますが、2回目以降は読むだけの勉強になります。問題集は、解答と解説が巻末など問題とは別ページについている形式が多いのですが、問題を読み→解答・解説を読むという作業はページを行ったり来たりすることになります。

 このページを行ったり来たりする作業は無駄であり、読みにくい原因なので、問題文に解答の正誤を書きこんでしまいましょう。

 誤りまたは、正解を問う択一が多いので、各問題文の誤り部分に×を、正解に○を、また誤りには正答を入れるようにして、問題文だけ読んで(ページを変えなくて)勉強が進めるように加工します。

 

②補足説明

 1回目の勉強時に問題文や解説の中で解らない用語や内容が出てきますが、このとき基本書や用語辞典を活用して、不明部分を解消し理解した内容を補足説明として参考書に直接書き込みます。

 

 2回目以降の学習時は、基本参考書や用語辞典などを用いずに参考書のみでスムーズに読めるように補足説明を書き込んでください。

 

③マーキングやアンダーライン

 マーキングやアンダーラインは、簡単な様で結構難しいものです。

 この加工の目的は、文の重要部分を認識させるためにあります。言い換えると重要部分と重要でない部分を区分することです。

 文のほとんどにマークされる方がありますが、これではどこが重要か判りません。

 マーキングなどの加工は最小限のシンプルなものとすべきです。

 

 私の勧めるやり方は、重要部分はアンダーライン、特に重要でない部分は( )で囲ってしまう方法です。

 アンダーラインは、蛍光ペンの(細)のイエローがもっともシンプルです。

 重要でない部分の( )は、長文で読みにくい場合などに補足説明部分や、本題との関連性が薄い部分などを囲い、読みやすくします。

 

 マーキングについては、蛍光ペンでのマーキングは色あせしますし、濃い色(緑やピンク)では文字が読みにくくなるので注意が必要です。(アンダーラインの方がよいです)

 

10.専門書の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

 

 これまで、述べた通り、診断士1次試験は、問題集中心の勉強として、基本参考書や用語辞典で補足して学習することで合格ラインには到達可能です。

 しかし、これらの勉強をしてきて、どうしても良くわからない苦手科目が出てくるでしょう。また、基本参考書レベルの知識では、二次試験への対応は難しいでしょう。

 

 よって、レベルを一ランク上げるために、専門書の勉強をお勧めします。

 勉強すべき分野は、二次試験の対応科目、財務会計、組織人事、運営・オペレーション、生産管理、マーケティングなどです。

 苦手な部分を克服して下さい。

 

 また、これまでに、基本参考書や問題集をやって知識の下地があれば、多少難しい専門書もスムーズに読めると思います。