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9.参考書・問題集の加工方法(中小企業診断士1次試験)

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中小企業診断士1次試験の参考書や問題集の加工の仕方について、述べていきます。

 参考書や問題集を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。

 加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。

 加工の手法としては、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。

 

①問題への正誤の書き込み

 問題集は1回目の学習時は、試験のときと同じ方式で解きますが、2回目以降は読むだけの勉強になります。問題集は、解答と解説が巻末など問題とは別ページについている形式が多いのですが、問題を読み→解答・解説を読むという作業はページを行ったり来たりすることになります。

 このページを行ったり来たりする作業は無駄であり、読みにくい原因なので、問題文に解答の正誤を書きこんでしまいましょう。

 誤りまたは、正解を問う択一が多いので、各問題文の誤り部分に×を、正解に○を、また誤りには正答を入れるようにして、問題文だけ読んで(ページを変えなくて)勉強が進めるように加工します。

 

②補足説明

 1回目の勉強時に問題文や解説の中で解らない用語や内容が出てきますが、このとき基本書や用語辞典を活用して、不明部分を解消し理解した内容を補足説明として参考書に直接書き込みます。

 

 2回目以降の学習時は、基本参考書や用語辞典などを用いずに参考書のみでスムーズに読めるように補足説明を書き込んでください。

 

③マーキングやアンダーライン

 マーキングやアンダーラインは、簡単な様で結構難しいものです。

 この加工の目的は、文の重要部分を認識させるためにあります。言い換えると重要部分と重要でない部分を区分することです。

 文のほとんどにマークされる方がありますが、これではどこが重要か判りません。

 マーキングなどの加工は最小限のシンプルなものとすべきです。

 私の勧めるやり方は、重要部分はアンダーライン、特に重要でない部分は( )で囲ってしまう方法です。

 アンダーラインは、蛍光ペンの(細)のイエローがもっともシンプルです。

 重要でない部分の( )は、長文で読みにくい場合などに補足説明部分や、本題との関連性が薄い部分などを囲い、読みやすくします。

 マーキングについては、蛍光ペンでのマーキングは色あせしますし、濃い色(緑やピンク)では文字が読みにくくなるので注意が必要です。(アンダーラインの方がよいです)