2010年 10月 の投稿一覧

1.中小企業診断士1次試験は、余裕で合格できるレベルが必要

「中小企業診断士合格戦略」でも述べましたが、中小企業診断士試験は、一発合格は難しく、大抵複数年になることから、合格のためには二次試験を毎年受け続ける必要があります。

 そのためには、一次試験は、余裕で合格するレベル、具体的には合格ライン60点に対して平均70点以上の能力を付けることが第一です。

 

 なぜなら、1次試験合格すると2次試験は、合格年の翌年まで1次試験免除です。2年目2次試験不合格となると3年目は1次試験から再受験する必要があります。

 このとき、1次試験がギリギリレベルの実力だと3年目の再受験の時には、1次試験の知識をだいぶ忘れています。

 これでは、3年目の再受験の時に、1次試験の勉強に多くの時間を割かなければならなくなってしまいます。

 また、もし1次試験が不合格なってしまうとその年は、2次試験も受けられないのでやる気は、大きく落ちてしまうでしょう。

 

 例えば1次試験に合格しても、試験免除である翌年も1次試験を受けるというのも、リスク面を考えると悪くないでしょう。

 個人的には、1次試験を余裕で合格できる実力があれば、1次試験を毎年受験するよりその分の時間を2次試験の勉強に回した方が良いと思います。

2.勉強の重点とは(中小企業診断士1次試験)

 診断士1次試験、平均70点レベルを目指すとしても、完璧さを求めたらきりがありません。1次試験合格に何年もかけず、できれば1年程度でそのレベルまでは持っていきましょう。

 70点取得のイメージは、以下のようなものです。

50%答えがわかる →50点

30%2択まで絞れる→15点

20%4択まで絞れる→5点

          合計:70点

 

 という感じで70点はそんなに大変ではありません。要は、半分答えがわかって、後はある程度絞り込みができればよいのです。

 診断士1次試験の勉強には、時間をかけすぎないことです。

 

勉強の重点としては、

①二次試験に使う科目は、重点が高い

 組織、マーケティング、生産管理・運営オペレーション、財務・会計については専門書等による勉強が必要

②二次試験とは直接関係のない科目は、ほどほどに

70点取るためには、基本書と問題集のみの勉強でよいでしょう。

3.中小企業診断士1次試験の参考書の選び方

各社から出ておりますが、どれが良いかはここには書きません。本屋にいって自分で見て判断してください。選び方として、図表が多いか、文章の表現は理解しやすいかなどを基準として選ぶことを勧めます。

 迷ってしまうなら両方買いましょう。

 

1次試験合格に必要な書籍の種類を以下に示します。

 用語辞典:1冊

基本参考書:科目分 7冊+α

専門書:二次試験科目、特に生産管理と財務会計

過去問題集:1冊

問題集:2~3冊

その他:中小企業白書、白書早わかりなど

 

 基本参考書は、大きくは「詳細に書かれているもの」と「あっさり書かれているもの」に分かれます。どちらにするかは、個人の好みですが、個人的には、最初はあっさり系で揃えて、必要に応じて詳細なものを書い足していくことを勧めます。

 2社分あると補足的に使えて、不明部分を解消することに役立ちます。 

 

 専門書は、二次試験科目に該当するものは揃えた方がよいです。深く勉強して損はないです。私の場合は、科目の中で難解なのは、財務会計と生産管理でしたので数冊揃えました。

 

 問題集は、総問題量を過去問も含めて1500問程度は欲しいところです。

 

 白書については、早わかり、概要版で充分でしょう。

 

4.中小企業診断士1次試験の勉強時間と配分

平均70点までの実力をつけるには、勉強時間は600~700時間が必要です。

 以下に所要時間を見積もると

①基本参考書:7科目×200ページ=1400ページ、1ページ5分 7000分 117時間

②問題集:1500問×1問5分=7500分 125時間

③専門書など:3冊×200ページ=600ページ、1ページ5分 3000分 50時間

                            合計:292時間

以上のように大体1回目の勉強で約300時間です。

勉強量の目安として参考書3回転はしたいものです。(必要に応じてレジメ化する)

ただし、2回目3回目となるにつれて、1回目の数倍の速さで勉強は進みますので、平均70点を取るための総勉強時間としては、600~700時間が目処になるでしょう。

5.中小企業診断士1次試験の勉強手順

勉強の手順のイメージは、以下になります。

基本参考書→問題集→基本参考書→問題集→必要に応じて専門

 

 この時、基本参考書(1科目)→問題集(1科目)で進めてください。基本参考書(7科目)→問題集(7科目)とやらないように注意しましょう。

 7科目全部基本参考書を読んで、問題集に行くと、最初に勉強した科目かなり時間が経っており、問題集をやる頃は忘れています。

 また、現在の診断士1次試験は、科目合格制であるので1科目づつマスターしていった方がよいでしょう。

 

6.基本参考書の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

診断士1次試験に合格するには、択一問題が解けることが必要ですが、基本参考書の勉強は、必ずしも択一問題が解けることには直結しません

 よって、基本参考書をやり込むことは、時間を無駄にします。また、基本参考書は、薄く広く書いてあるので、印象に残らず、やり込んでもそんなに頭に入ってきません。

基本参考書の目的は、基本的なことと概要を把握することです。

 

 基本参考書の勉強方法は、

①第1回目の基本参考書の勉強方法

 あまり時間をかけずにサクサク進めることです。

 理解できない用語があれば、用語辞典で調べて大体の意味を把握して下さい、深く調べる必要はありません。

 

 そして、参考書を加工します。参考書を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。

 加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。

 加工の手法としては、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。

 コツとしては、あまりゴテゴテ書きすぎない方がよいです。

 

 また、内容が理解できないことは、?マークでもつけて飛ばしましょう。

 後で、わからない事項をまとめて調べるのがよいでしょう。また、問題集をやると自然に理解できることも多いので、飛ばしたまま放置でもよいです。

 

 1回目の勉強は、労力が必要で、ストレスが溜まります。

 なるべく、休日などに集中して行いましょう。(気力があるときに)

 

②第2回目以降の基本参考書の勉強方法

 診断士1次試験基本参考書の2回目以降の勉強は、通勤電車の中や、平日の自宅など、気力が乗らない時に行いましょう。

 既に1回読んでおり、わからない用語に補足説明を入れてあるので、スムーズに読めるはずです。大体、2回目3回目と進むにつれて、数倍早く読めるようになります。

 また、新たに気付いたことなど、書き加えて、より読みやすく加工します。

 

③基本参考書にレジメが必要かどうか

診断士1次試験の基本参考書については、レジメの必要性は低いでしょう。

全科目のレジメを作る必要はないと思います。

 レジメが必要とされるのは、以下のようなものです。

・2回読んでも理解しにくい苦手分野

・純粋に記憶すべきもの

 

 私は、基本参考書については、経営法務や政策などを書きだしたレジメを作成しました。

 

7.問題集の重要性(中小企業診断士1次試験)

診断士1次試験に合格するには、択一問題が解けることが必要です。

よって、実戦に一番近い問題集の勉強が一番効果的です。

 

 実際の問題は、基本参考書より内容は詳細です。

 基本参考書を勉強して、はじめて問題集をやると、さっぱりわからないこともあります。

 ここで、難しいと思ってはいけません。合格には、完全に理解する必要はなく、正しい1問を選べればよいのです。

 

 合格力をつけるためには、より多くの問題をこなすことが一番です。

 なぜなら、基本参考書を勉強した段階では、知識が個々に浮遊しているような状態です。

 ここで、内容がより詳細な多くの問題をこなすことで、個々の知識の厚みと有機的な結びつきができてきて、知識体系そのものの全体像が理解できるようになります。

 そうすると、不思議に択一の答えがわかるようになります。

 また、わからなくても、ありえない解答を排除し、2択程度まで絞ることが可能になります。

 そのためには、過去問、予想問題集含めて1500問程度はこなす必要があります。

 

 勉強の方針としては、問題を「①解る問題」、「②解説を読めば理解できる問題」、「③解説を読んでも理解できない問題」、に区分して考えます。

 そして、「③解説を読んでも理解できない問題」を「②解説を読めば理解できる問題に」、「②解説を読めば理解できる問題に」を「①解る問題」にする作業を行えば、無駄なく合格の能力を身につけることができます。

8.問題集の勉強方法(中小企業診断士1次試験)

問題集は、3回転以上行うことが必要です。

 その具体的な手順を述べていきます。

 

1回目の勉強

①問題集を試験と同じ、実戦方式で解いてみる。

同じ時間配分で、手元資料を何も持たず、何点取れるかやってみる。時間内は苦闘してみて下さい。

この時、「正解が解る」、「2択まで絞れる」、「全くわからない」など問題の端っこに、シャープペンなどで○、△、×など印をつけておいて下さい。

 

②採点してみる。

解説を読む、解説を読んで理解できない部分は、基本書や用語辞典などにより調べて理解する。

このときの注意として、深く調べる必要はありません。基本書や用語辞典を活用して不明部分を素早く解決して進みましょう。 

 

③加工する

採点と同時作業になりますが、問題集2回目以降を読み易くするため加工していきます。

具体的には、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなど書きこんでおきます。

 特に問題集は、問題と解答がページが違うので、2回目読むときページを行ったり来たりすることがないように、正誤を書き込みます。

 ※後記事の、参考書・問題集の加工方法を参照して下さい。

 

問題集2回目、3回目の勉強方法

 問題集の2回目は、試験方式で解かなくても結構です。すでに正誤や補足説明を書きくわえて読みやすくなっているので、平日の自宅や、常に携帯して電車の中など空いた時間でサクサク読んでください。

 ページを行ったり来たりせず、正誤や補足説明を入れた問題を読み、解説もまとめて読みます。

 

また、1回目に良く解らなかった△や×の問題を重点的に勉強するのも効果があります。

 

問題集のレジメが必要かどうか

 「問題集にレジメ?」と思う方も多いでしょう。

 しかし、実際は、問題集のレジメを作るのは、かなり効果があります。個人的には基本書のレジメより効果があると思います。

 1次試験の問題の多くは、択一の正解を示す、誤りを示すという形ですが、問題集を読みやすく加工しても、問題文を読み、正誤を確認して、解説も読むというのは結構疲れます。

 

 わかったことを、すべて羅列的に書き出してしまうと、ずっと効率的に勉強ができます。

 苦手分野については、問題集のレジメを作ることを勧めます。

 

 レジメは、「~は~である」、「~は~により構成される」とか、大中小項目は意識しながら羅列的にわかったことを、片っぱしから書き出します。

 

9.参考書・問題集の加工方法(中小企業診断士1次試験)

中小企業診断士1次試験の参考書や問題集の加工の仕方について、述べていきます。

 参考書や問題集を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。

 加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。

 加工の手法としては、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。

 

①問題への正誤の書き込み

 問題集は1回目の学習時は、試験のときと同じ方式で解きますが、2回目以降は読むだけの勉強になります。問題集は、解答と解説が巻末など問題とは別ページについている形式が多いのですが、問題を読み→解答・解説を読むという作業はページを行ったり来たりすることになります。

 このページを行ったり来たりする作業は無駄であり、読みにくい原因なので、問題文に解答の正誤を書きこんでしまいましょう。

 誤りまたは、正解を問う択一が多いので、各問題文の誤り部分に×を、正解に○を、また誤りには正答を入れるようにして、問題文だけ読んで(ページを変えなくて)勉強が進めるように加工します。

 

②補足説明

 1回目の勉強時に問題文や解説の中で解らない用語や内容が出てきますが、このとき基本書や用語辞典を活用して、不明部分を解消し理解した内容を補足説明として参考書に直接書き込みます。

 

 2回目以降の学習時は、基本参考書や用語辞典などを用いずに参考書のみでスムーズに読めるように補足説明を書き込んでください。

 

③マーキングやアンダーライン

 マーキングやアンダーラインは、簡単な様で結構難しいものです。

 この加工の目的は、文の重要部分を認識させるためにあります。言い換えると重要部分と重要でない部分を区分することです。

 文のほとんどにマークされる方がありますが、これではどこが重要か判りません。

 マーキングなどの加工は最小限のシンプルなものとすべきです。

 

 私の勧めるやり方は、重要部分はアンダーライン、特に重要でない部分は( )で囲ってしまう方法です。

 アンダーラインは、蛍光ペンの(細)のイエローがもっともシンプルです。

 重要でない部分の( )は、長文で読みにくい場合などに補足説明部分や、本題との関連性が薄い部分などを囲い、読みやすくします。

 

 マーキングについては、蛍光ペンでのマーキングは色あせしますし、濃い色(緑やピンク)では文字が読みにくくなるので注意が必要です。(アンダーラインの方がよいです)

 

1.なぜ独学合格が難しいのか(中小企業診断士の勉強方法)

 

中小企業診断士は受験者全体の4%強しか合格できないので大半の人は、途中で挫折しているといえます。

独学で中小企業診断士に合格する人は、かなり希少です。

実際に独学で挑戦している人は多数いるでしょうが、大部分は途中で挫折している可能性が高いと言えます。(あるいは、スクールに切換え)

 

ここで独学の弱点を整理していきます。

 

①効率的な勉強方法がわからない

独学の場合、どうしても自己流の勉強方法になります。効率的な勉強方法がわからずに、無駄なことをたくさんしてしまいます。

私の場合も、ずいぶん遠回りしています。

 

 解決策:これからこのブログで、効率的な勉強法を紹介します。

 

②インプットが視覚(文字や図)だけになる

基本知識がない分野の勉強をするとき、自力で参考書を読んで理解するという行為は非常に労力が伴います。ましてや興味のない分野は、苦痛です。

スクールの場合、視覚(文字や図)の他、言葉や手ぶりを用いて説明してくれるので、理解がしやすいですが、独学の場合、文字情報などだけから理解する必要があります。

 

 解決策:平日と休日の勉強内容を分ける(新規分野の勉強は休日にする)

 

③解らないところを聞けない

中小企業診断士の場合、勉強の範囲が広いため、どうしても、知らない専門用語や難解な事象が出てきます。

独学の場合、いちいちこれを、自分で調べて解決しなければいけないので、手間がかかります。

勉強のスムーズな進行と、モチベーションに大きな影響が出てしまいます。

 

 解決方法:用語辞典の購入、参考書をケチらない(相互参照により理解)

 

 

④モチベーションが保ちにくい

独学の場合、既定のカリキュラムがなく、勉強仲間も競争相手もいないので、勉強を実施するかどうかは、すべてセルフコントロールになる。

よっぽど意思の強い人でないと、継続できません。

 

 解決策:体調管理、図書館の活用など

 

⑤わかりやすいレジメがない

各社、参考書を出版している会社は、大抵スクールも行っています。

年間数十万の授業料を払った生徒と、市販の参考書が同じというわけにもいかないでしょう。よって、ビジネス上、スクールと市販書籍とは多少違います。

スクールの場合、優先度の高い知識をまとめたレジメや資料が入手しやすいのですが、独学の場合、市販の書籍での学習になりどうしても学習効率が落ちます。

 

 解決策:自分で作るしかありません。

 

⑥改善点が分からない、独りよがりになる(二次試験)

中小企業診断士の二次試験は、論文試験になります。

論文試験というのは絶対の正解というものがありません。独学の場合、どうしても自分の論文のレベルを自分で評価することになります。

そして、どうしても、変な癖や、改善すべき点に気づくことができません。

 

 

 解決策:模擬試験を受ける

 

⑦解法や細かい解答テクニックがわからない

 二次試験においては、解答テクニックや、解答手順など重要になってきます。

市販の診断士二次試験参考書においても解法テクニックは、書かれていますが、スクールだと短文の答練などがあるらしいのですが、独学で身につけるのは大変です。

また、模擬試験を受けると、みなさん、いろんな色のペンをもって、小技を駆使しています。

こういうノウハウは、参考書に載っていません。

 

解決策:手間がかかるが自分で合った解法を身につける。模擬試験で練習する

  次から、解決法を説明していきます。

 

音楽プレーヤー、スマートフォンで学べる!【中小企業診断士 通勤講座】