問題集は、3回転以上行うことが必要です。
その具体的な手順を述べていきます。
1回目の勉強
①問題集を試験と同じ、実戦方式で解いてみる。
同じ時間配分で、手元資料を何も持たず、何点取れるかやってみる。時間内は苦闘してみて下さい。
この時、「正解が解る」、「2択まで絞れる」、「全くわからない」など問題の端っこに、シャープペンなどで○、△、×など印をつけておいて下さい。
②採点してみる。
解説を読む、解説を読んで理解できない部分は、基本書や用語辞典などにより調べて理解する。
このときの注意として、深く調べる必要はありません。基本書や用語辞典を活用して不明部分を素早く解決して進みましょう。
③加工する
採点と同時作業になりますが、問題集2回目以降を読み易くするため加工していきます。
具体的には、問題中に正誤や、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなど書きこんでおきます。
特に問題集は、問題と解答がページが違うので、2回目読むときページを行ったり来たりすることがないように、正誤を書き込みます。
※後記事の、参考書・問題集の加工方法を参照して下さい。
問題集2回目、3回目の勉強方法
問題集の2回目は、試験方式で解かなくても結構です。すでに正誤や補足説明を書きくわえて読みやすくなっているので、平日の自宅や、常に携帯して電車の中など空いた時間でサクサク読んでください。
ページを行ったり来たりせず、正誤や補足説明を入れた問題を読み、解説もまとめて読みます。
また、1回目に良く解らなかった△や×の問題を重点的に勉強するのも効果があります。
問題集のレジメが必要かどうか
「問題集にレジメ?」と思う方も多いでしょう。
しかし、実際は、問題集のレジメを作るのは、かなり効果があります。個人的には基本書のレジメより効果があると思います。
1次試験の問題の多くは、択一の正解を示す、誤りを示すという形ですが、問題集を読みやすく加工しても、問題文を読み、正誤を確認して、解説も読むというのは結構疲れます。
わかったことを、すべて羅列的に書き出してしまうと、ずっと効率的に勉強ができます。
苦手分野については、問題集のレジメを作ることを勧めます。
レジメは、「~は~である」、「~は~により構成される」とか、大中小項目は意識しながら羅列的にわかったことを、片っぱしから書き出します。