診断士1次試験に合格するには、択一問題が解けることが必要ですが、基本参考書の勉強は、必ずしも択一問題が解けることには直結しません。
よって、基本参考書をやり込むことは、時間を無駄にします。また、基本参考書は、薄く広く書いてあるので、印象に残らず、やり込んでもそんなに頭に入ってきません。
基本参考書の目的は、基本的なことと概要を把握することです。
基本参考書の勉強方法は、
①第1回目の基本参考書の勉強方法
あまり時間をかけずにサクサク進めることです。
理解できない用語があれば、用語辞典で調べて大体の意味を把握して下さい、深く調べる必要はありません。
そして、参考書を加工します。参考書を加工する目的は、2回目以降の学習時に読み易くするためです。
加工する目的を明確に認識し、目的に沿った加工を行うことが必要です。
加工の手法としては、補足説明、解説の重要部分のアンダーラインやマーキングなどあります。
コツとしては、あまりゴテゴテ書きすぎない方がよいです。
また、内容が理解できないことは、?マークでもつけて飛ばしましょう。
後で、わからない事項をまとめて調べるのがよいでしょう。また、問題集をやると自然に理解できることも多いので、飛ばしたまま放置でもよいです。
1回目の勉強は、労力が必要で、ストレスが溜まります。
なるべく、休日などに集中して行いましょう。(気力があるときに)
②第2回目以降の基本参考書の勉強方法
診断士1次試験基本参考書の2回目以降の勉強は、通勤電車の中や、平日の自宅など、気力が乗らない時に行いましょう。
既に1回読んでおり、わからない用語に補足説明を入れてあるので、スムーズに読めるはずです。大体、2回目3回目と進むにつれて、数倍早く読めるようになります。
また、新たに気付いたことなど、書き加えて、より読みやすく加工します。
③基本参考書にレジメが必要かどうか
診断士1次試験の基本参考書については、レジメの必要性は低いでしょう。
全科目のレジメを作る必要はないと思います。
レジメが必要とされるのは、以下のようなものです。
・2回読んでも理解しにくい苦手分野
・純粋に記憶すべきもの
私は、基本参考書については、経営法務や政策などを書きだしたレジメを作成しました。