中小企業診断士2次試験は、事例を読み解き、適切な文章を書いて、上位20%に入ることが必要です。
また、解答は、マークシートではなく、指定した文字数の文章で書く必要があります。
そのため、実際に、アウトプットする能力が重要になります。
よって、勉強は、「事例」を使った実戦形式の勉強を中心として行うべきです。
2次試験に合格に到達するための実力は以下の公式が成り立つと考えてください。
合格の実力 = こなした事例の数 × 事例の熟考度
①事例の数について
参考書とかネットの書き込みを見ていると、「過去問だけでよい」とか、「多くこなす必要はない」などと書かれているものがあります。
事例問題については、最初の読み解き構造化するプロセスが重要です。同じ問題を何回も解いても、事前に解答を知ってしまっては、事例を読み解く能力は向上しないでしょう。
事例を多く解いた方が効率的です。
また、合格者の大部分は、スクールに行っています。独学のハンデを抱えて上位20%の2次試験合格を目指すなら、量でカバーする必要があります。量をこなすことで質も向上してきます。
少なくとも、合格の実力をつけるには100事例は、こなしたいものです。
私の場合は、150事例ほどこなしました。
②事例の熟考について
事例の熟考とは、事例をより深く分析し、また、解答プロセスをトレースしてみることです。同じ問題を、何度も解くことも同じような効果はありますが、ここで言っていることは、問題をより深く分析し、あるいは改善点を見つけて、それをレジメとして残していくことです。
2次試験の基本的な勉強手順としては、以下のようになります。
解法を身につける
↓
実戦的に事例を解く
↓
解答をみて、足りない部分を知る
↓
事例をレジメにまとめる