シェアする

中小企業診断士独立体験記 その4 穴に落ちた4年目終盤

シェアする

法人化し、なんとか人材ビジネスを立ち上げました。
これから、やることがたくさんあったのですが、どういうわけか4年目になって、専門家派遣や、技術コンサルで、高単価な引き合いが結構来るようになりました。

高単価といっても日5万くらいでしたが、行政マネジメント研究系の業務で魅力がある上に、毎日でも張り付けるのでかなり稼げます。
間接受注は、自分の本意ではありませんし、やるべきこともたくさんあるのですが、前年に年収200万と苦戦していたことや、恩になった人からのお願いだったので、受けることにしました。

なんと、4年目にしてお仕事が絶好調状態になりました。ちょっと俺って売れっ子みたいだな~とうれしくもありました。
そんな感じで切り盛りしていたのです。人材ビジネスの方は、立ち上げたものの、いろいろなマーケティング作業に手が回りません。

好事魔が多しという諺がありますが、正にその通りで、大きな穴が待ち受けていたのです。

受注した業務も、80%くらいは出来上がり、年内には作業の目途が立ちそうでした。
しかし、何か月か疲労が蓄積し、どうも調子が悪かったのですが無理していました。

そして、年末に近い頃ですが、突然、猛烈に体調が悪くなり、寝込んでしまいました。

当然、仕事には大穴を空けて、顧客には迷惑をかけてしましました。

地元の医者を回っても、あまり検査もしてくれない上に原因不明でした。
最初の一か月は、高熱と肺炎も併発し、本当に苦しかったです。
その後も、多少持ち直したものの、ひどく弱ってしまい、検査入院しましたが、幸いにも検査は異常なしです。

あとは自力で治すことにしました。
自分の見立てでは、最初の一か月は何らかのウイルス性の病気で、その後は、その後遺症だろうと考えていました。
しばらく療養に専念で、ひたすら、歩いて、スポーツクラブで負荷の軽い運動をして、サウナやジャグジーでほぐし、栄養管理に注意し、睡眠をしっかりとり、と考えられることをすべてやってみました。

仕事は大穴を空けたことで迷惑をかけてしまいましたが、顧客のみなさんからは、心配していただきました。報酬の受け取りは断っていたのですが、向こうがやった分は払うといって、結構な金額をいただけてありがたかったです。

以前のように戻るか不安でしたが、とにかく、少しづつよくなってきて、半年くらいで、ほぼ回復しました。

体調を崩したのは、厄歳42歳の時でした。世の中、こういう落とし穴もあるのだと思いました。
健康管理は最重要で、40過ぎると無理できないことを痛感しました。
二兎追う者は一兎も得ずですね。命あっての物種で、助かっただけで良しとしました。

その5につづく

コメント